4日の昨日から私も仕事始め。
久しぶりに街中へ....
夜、仕事帰りに街中を歩いていて、デパートや大きなビルの入り口に
門松が飾ってあるのを見て、
門松をじっくり見るのも何年振りだろうと思いながら
あちこちの門松を見て廻ってみました。
三越デパートの門松
三越の、のれんととけ込んでいい雰囲気でした。
丸井デパートの門松
こちらは、門松の間に締飾りがしてありました。
お福さんの飾りに紅白の梅飾りが添えられてありました。
門松はお正月の飾りですが、
日本の神道に基づいていて、正月はその年の歳神を各家々に迎える時の目標として、家の門前に立てる松の飾りの事です。
歳神は、「お正月さま」「若年さま」とも呼ばれ、地方によってはいろいろな風習も残っています。そして、注連(しめ)飾りは、年神さまが降り立つ場所を祓い清めるという意味があります。
この門松、竹が真ん中にあるので、竹が中心のように感じますが、元々は松を飾るもので、松は、常に緑でありおめでたい木として、それに竹を加え、門松とされるようになりました。この丸井デパートの門松は、それに紅白の梅を加え、「松竹梅」にしたものです。
門松も関東、関西では違いがあって、関西では根元を竹で包み、竹の切り方も「寸胴(ずんどう)」といって、節を残して真っ直ぐ平に切る形
関東では、根元は藁で包み、竹の切り方は「そぎ」といって、斜めに切った形です。
今は、寸胴よりも関東形のそぎが全国で一般的になっているようです。
でも、昨日見た門松はどれも根元を竹で包んでいて、北海道は関東側になりますが、わらで

包んだ物は見当たりませんでした。
竹の切り方もただ切るのではなく、関西側は、竹の節のある所で切り、関東側は本来節のない所で切るものだったらしいが、節のある所で切ると、その切り口が正面から見ると笑った顔に見えるところから、これもまた節のある切り口の物が多くなってきているようです。
こうしてみると、札幌の門松は、関西東西取り混ぜた形のようで、作る造園業者の好みで作るのかしら?なんて思ってしまいました。
簡単に門松の事をまとめてみましたが、お正月の飾りはまだいろいろとあり面白いものです。門松ひとつとってみてもまだいろいろとありますので、興味のある方は調べてみてくださいませ。因にこの門松は北洋銀行本店の門松ですが、これはモダンなタイプで、蘭や洋花があしらわれていました。そして、写真を見て気がついたのですが、この門松の竹は節がありません!
最後に私の仕事をしているホテルの門松です。
これもまた東西取り混ぜた形ですね...
丁度雪が降っていました。