自己紹介

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茶道の先生をしています。 お茶を教えているだけではなく、ホテルにある茶室を管理し、国籍を問わず、老若男女を問わず、さまざまな人達と関り、非常に面白く興味深くもあります。 I am a teacher of the tea ceremony. Tea not only teaching, is managing a tea room in the hotel. Regardless of nationality, people of all ages, I have a variety of people and I related. It is also very interesting and fun.

La mia Italia への招待

  イタリアから帰ってきて、早くもあっと言う間に日にちは  
  どんどん過ぎてしまっています。
  それでも、このブログの中でのイタリア滞在はまだ帰国の  
  日を迎えていません...
  しかしながら、現在の私の生活はまたいつもの日々なので  
  す。そこで、新たにイタリア滞在のブログを始めました。
  こちらのブログも併せてご覧いただけると嬉しいです。

私の愛する花達

  母は小さな花や山野草が好きです。
  私も最近、花がとても好きになってきました。
  季節毎に変わる我が家の花達、
  折々に出会う花達を紹介するブログを始めました。
  こちらの方も併せてご覧いただけると嬉しいです。

2010年6月30日水曜日

一期一会

先日、といってももうかなり前になってしまったのですが、
途中まで書いていて、忙しさの中、投稿をアップするのもままならずに
あっという間にもう6月も最後の日になってしまいましたが、
私が所属している裏千家淡交会の講演会に行きました。
講師は裏千家学園の講師である谷端昭夫氏
演目は「玄々斎と井伊直弼」
この題材については、ちょっと気になっていたので、
アップする事にしました。

玄々斎は裏千家十一代宗室として裏千家の中興の祖ともなり、
利休250回忌法要と追悼茶会という全回で80回を超える盛大な茶会を事を行い、
その為に裏千家の大改革をした宗匠である。

また、
井伊直弼は彦根藩十三代藩主であるが、武術に秀でていた事はもとより。
茶の湯、和歌、禅にも力を注ぎ、
彦根藩主となった翌年には茶会を開き、
生涯には200回にも及ぶ茶会を開く幕末の大名茶人として有名である。
多くの茶会記、茶書を著述し、
「茶湯一会集」では、「一期一会」という茶の湯の理念を通して、
主客相対する心構えの大事さ深さを端的にあらわしている語として、
一期一会という一つの言葉として井伊直弼が使った事から、
その以後、茶道の世界に限らず、生活の場に於いても通用する言葉になってきたのである。

玄々斎と井伊直弼は、共に同じ幕末の時代を生きた茶人であり、
大名と茶匠として、身分を超えたところで、共に今に通じる茶の湯の中興の祖ともいうべき
基を作り出したのである。
そして、お互いにそれぞれのどこかの茶会で関わった事があったかもしれない。

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