多羅葉の葉書が届きました。
多羅葉という木の葉です。この木は「葉書の木」とも「郵便の木」などと
呼ばれています。私はこの多羅葉の木の事は、実は知りませんでした。
先月、東京の知人からこの木の事を聞き、面白いと思ったのですが、
なんと、本当にその葉に切手を貼って郵便として送ってくださったのです!!
この多羅葉の木は、関東から南の方に育つので、北海道ではありませんが、
葉の裏に尖ったもので傷をつけるとそのあとが黒く変色して、
そのまま残るので字を書く事ができるのです。
この事は、
インドで、経文を書くのに使われた同じ性質のヤシ科の多羅樹の名前にあやかって
多羅葉という名前になったという事なのです。
葉も大きく(送られてきた葉は、15センチ程です)文字が書けるので
昔は、この葉があれば、その場での覚え書きにもなり、
便りとして利用していたようです。
そして、
多羅葉の葉に書くという、まさに葉書であり、現代の葉書の語源になったのです。
郵政省では、この多羅葉を「 郵便の木 」に指定して東京以南の大きな郵便局には
この多羅葉の木を植えているようです。
ですから、この葉に宛名と便りを書いて切手を貼れば郵便として
扱ってもらえるのです。そして、私の所にもこの多羅葉の葉書が届いたのです。
まさしく、本当の葉書!!
受け取った時は、本当に感激してしまいました。
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